■特集 トンギコ・ワールド
2004年に公開された野中真理子監督によるドキュメンタリー映画『トントンギコギコ図工の時間』は、東京・品川区の公立小学校で展開される授業と子どもたちの生活を描き、多くの人々の共感を呼んだ。
ここに登場した子どもは、都市生活のなかで、ものづくりの直接体験や自然とのふれあいの機会に乏しい子どもたちだ。彼らは、かつてはどこにでもあった子ども集団にも恵まれておらず、友だちもごく限られている、言わば孤立した都会の子どもたちだ。彼らの多くは高学年になると受験やそのための塾通いに、放課後の時間を限定されてしまうが、そういう現実を受け止めて、けなげに生きていた。だが、このような子ども像は特別なものではなく、高度成長以降のこの国の都市社会の一般的傾向だろう。…続きは本誌で
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